昔、お父さんの夏の定番ルックといえば、シャツにステテコに腹巻きの〝バカボンのパパルック?”
実はこれ、とても理にかなっているんです。
現代人の夏は冷房の効いた部屋で、ビールやお刺身、アイスなど冷たいモノを摂り過ぎてしまいがちですが、「お腹を冷やさない」ことは、夏を元気に乗り切り、夏バテしない秘訣なんです。

ではなぜ、お腹を冷やしてはいけないのでしょうか? 
例えば10℃のビールを1ℓ飲んだとします。そうすると、お腹の中ではその10 ℃のビールを体温である36℃にまで上げなければいけません。1ℓを26℃上げるためのエネルギー「気(き)」の消費で、当然胃腸は疲れてしまいます。
また、胃腸の中の温度が下がることで酵素の働きが鈍くなり、消化吸収力や腸管免疫も低下。そのためすぐにお腹をこわしたり、軟便や便秘になったり、吸収されない水分がお腹に溜まってむくみを起こすのです。

お腹を出すファッションが定着しましたが、最近の女性は見た目がスリムでも内脂肪が多いというデータも
出ています。
ぽっこりお腹の人は、体自身がお腹を温めようと勝手に脂肪の腹巻を作っているのかも?

暑い夏こそ腹巻をしたり、お風呂で体の中まで温めたり、冷奴やそうめんにネギや生姜を添えるのは、お腹を冷やさないための日本の文化、生活の知恵なのです。

お腹を冷し過ぎた時は「安中散(あんちゅうさん)」「人参湯(にんじんとう)」などで温めてみましょう。