新年早々痔の話で恐縮ですが、「4人に3人は気付かないうちに痔を持っている」とも
云われるほど、『痔』は身近な病気で、男性だけでなく、妊産婦や便秘しやすい女性にも多く
発症します。
 暴飲暴食が続き「湿熱(しつねつ)」が溜まり弱った胃腸に冬の寒さが加わるこの時期は、
1年でいちばん痔が悪化する季節なのです。
なかなか他人には言えない生活習慣病で、場所が場所だけに我慢してしまう方が多く、
慢性化すると治りにくい、漢字で書くと[痔=ヤマイダレに寺](仏になるまで治らない病気?)
とも言われています。
 痔の種類も、痔核(イボ痔)裂肛(切れ痔)脱肛など。治療法も様々ですが、西洋医学でも、
痔の原因は肛門付近の静脈の鬱血と捉え、痛みや炎症を抑えながら、血行改善のための生活指導を行います。
これはまさしく中医学の「オ血(おけつ)」そのもので、痔の根本治療には、
オ血のタイプに合わせた「活血薬(かっけつやく)」は欠かせません。
痔があるということは「オ血体質」であるとも言えます。
中医学では、主にこの「オ血」「湿熱=(赤み炎症を引き起こす邪)」を改善して
痔を治療します。
例えば、急性期の痔核の腫れ痛み出血の改善に定評のある
「浸膏槐角丸(しんこうかいかくがん)」
は、湿熱も取り、止血作用にも優れ、
即効性もあります。
冷え性の女性の便秘による裂肛には
「婦宝当帰膠(ふほうとうきこう)」
「田七人参(でんしちにんじん)」も有効です。
漢方薬局では診察はしませんので、ご安心を!