前回は、妊娠はするけれども、流産を繰り返してしまう「習慣性流産」について書きました。
不育症は習慣性流産とほぼ同義ですが、22週以降の死産や新生児死亡も含み、より広い意味で用いられます。
 厚生労働省研究班が集計したデータによると、そのリスク因子は子宮形態異常や甲状腺異常、染色体異常など様々。
 一方で検査をしても明らかな異常のない人が60%以上も存在します。

 昔から流産を繰り返す女性は「ずっと子どもを持てない」と誤解されがちでしたが、そのようなことはありません。研究が進み、諦めなければ最終的に、多くの方が子どもを持てることが判ってきました。

 お腹の中で胎児がすくすくと育つには、お母さんの健康が何よりも重要です。
 特に中医学では、生命エネルギーを生み出す「腎(じん)」や胎児が成長するために必要な「気(き)・血(けつ)」が大切だと考えます。

 ストレスなどを避け、気や血の巡りを整えること、適度に休養をとり腎の働きを活発にすること、バランスよく栄養を摂り、血を養うこと・・・。中医学の考え方を取り入れ、生活を変えただけで不育症を克服した例も少なくありません。

 また「婦宝当帰膠(ふほうとうきこう)」「逍遥丸(しょうようがん)」「参馬補腎丸(じんばほじんがん)」などの漢方を組み合わせて、きちんと体作りをされた方は、妊娠されてからのトラブルも殆どなく、元気な赤ちゃんを産んでいます。