以下、タウンニュース 2014年7月17日(木)号の金沢区版と横須賀版に掲載されました、当店の開局10周年記念の特集記事全文です。

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ひざや腰、関節、肩……年齢とともに痛む部位が増えてきたという人も多いのでは。「そんな方にこそ、漢方を試してほしい」と話すのは今年、10周年を迎えた漢方相談薬局「開気堂」(金沢文庫駅東口徒歩3分)の薬剤師 東海林正弘さん。

「エッ? 漢方で痛みがとれるの?」――そんな疑問を保存版特別号で解説する。

気血がつまる・不足すると痛む

東海林さんは「痛みの原因はズバリ、経絡(けいらく)の滞り」と言い切る。

経絡とは、ツボと内臓、内臓と器官、皮膚などをつないでいる「気(き )」(体の基本エネルギー)と「血(けつ)」(血液)の通り道。太い流れを「経脈(けいみゃく)」、枝分かれした末端の細い流れを「絡脈(らくみゃく)」という。

「中医学では『不通則痛』(通じざればすなわち痛む)と言い、絡脈が滞るとしびれやこわばりが、さらに経脈が滞ると痛みが現れると考えられています」と話す。

雨が降るとひざが痛くなる理由

では、何が滞りを生むのか。下の図にその答えがある。

外的要因とは、人間の体が絶えず影響を受けている気候や風土。湿気や暑さ、寒さ、風などの外邪に体が順応できないと、経絡につまりが生じ、体内の気血が巡らなくなる。「雨が降ると膝が痛くなる人が多いのも、こうした理由からです」と東海林さんは説明する。

また、外邪や生活習慣などの要因によって体内にたまり、痛みの原因となるのが「痰飲(たんいん)」「気滞(きたい)」「瘀血(おけつ)」(下の図の最下部を参照)。

それぞれに痛みの性質が違うので、タイプに合わせた対処法が必要とされる。

さらに、慢性的な痛みは、「気血が不足し、栄養が体内に行き渡らない」=『不栄則痛』(栄えざればすなわち痛む)ことでも起こる。

老化による痛みも軽減できる?

東海林さんは年を取ると痛みやすくなる理由を「老化により体や内臓の機能が低下し気.血が不足するため、筋肉や器官、組織などに栄養が行き渡らなくなるからなんです」=下の図 内的要因=と説明する。

つまり、気.血を養うことができれば、老化による「痛み」も軽減することができるのだ。「年のせいとあきらめることはありません。体質にあった漢方の処方で、気や血は補えます」と東海林さん。

脾(ひ).肝(かん).腎(じん)の働きを活性化させ、痛みの根本原因から改善するのが「中医学流」。

漢方は、痛む部位や痛みの性質、痛みが出る条件などから総合的に判断するため、一人一人の処方は異なる。

東海林さんは「原因別に対応することが、痛み改善の近道。当店では痛みのタイプ別に漢方をお選びいたしますので、お気軽にご相談ください」と呼びかけている。

あなたの痛みの要因は?タイプ別に対応を