先日、NHKで放映された人体についての番組を興味深く拝見しました。今まで西洋医学では、脳が体の各部位に指令を送っていると考えられていましたが、実際は体内のあらゆる臓器や細胞
が相互にダイナミックな情報交換を繰り広げていることが分かってきたようです。

 しかし、中医学は大昔から五臓六腑(ごぞうろっぷ)が相互に関係し合っていることを基本とする理論。「ようやく気付いてくれたのか」とちょっと嬉しくなりました。
 番組では「腎臓が寿命にも関わる」とし、尿を造るだけでなく、近年注目され始めた役割も紹介しました。
 中医学でも「腎(じん)」は老化と密接に関わる臓器。生命活動を維持するための「精(せい)」を蓄えます。親から受け継ぐ「先天の精」と飲食物から得る「後天の精」があり、精が十分に備わった人は若々しくて体も元気。老化症状も出にくく、更年期や老後を穏やかに過ごせます。

 さらには脳下垂体や副腎・性腺・甲状腺・すい臓などのホルモン系や泌尿生殖器・免疫に対する働きなども含まれ、からだ全体に重要な役割を担っている。
「肝腎(かんじん)かなめ」なのです。

 また、合成薬品を服用し過ぎると、腎臓が弱るという事実も紹介されました。
腎機能の低下は多臓器不全の要因にもなります。

 漢方では、の働きを補う天然の生薬から造られた補腎薬(ほじんやく)が沢山あります。
上手に取り入れ、老後も健やかに暮らしませんか?