NHKで放映されている人体シリーズは、脳が司令塔となって内臓を動かしているのではなく、臓器同士が〝会話〟をして機能していることを伝えています。
 その会話を知れば若さや美しさを保つ秘訣が見えるだけでなく、その会話の異常が病気を引き起こすことも分かってきました。

五臓六腑(ごぞうろっぷ)が相互に関係し合っていることは、中医学では大昔からの基本。
最新の科学で裏付けられたことを、大変、嬉しく思います。
 第4回のテーマは「腸」。腸は食物を消化・吸収するだけでなく、「免疫を司る〝超〟大切な臓器」と説明しています。
 健康な腸内には約1000種類100兆個ともいわれる「腸内細菌」が活動し、また全身の7割の「免疫細胞」が集結しています。この細菌と細胞が連係して、身体の健康を保っています。
 しかし、近年、食文化の乱れや抗生剤の多用、過度の除菌などにより、現代人の腸内細菌の減少が問題視されています。

 中医学には「健康は脾(ひ)から」という考え方があります。
とは胃や腸の消化吸収機能を意味します。飲食物から身体に不可欠なエネルギー[気(き)・血(けつ)・津液(しんえき)]を作る源です。
 例えば「健脾散顆粒(けんぴさんかりゅう)」はハスの実やハトムギなどの豆類が、腸管粘液の分泌を促し、腸内細菌に快適な環境をつくります。中医学の健脾(けんぴ)の考えで、胃腸の本来の機能を正常に保ち、免疫力を高めてみませんか?