アトピー性皮膚炎でお悩みの方

2021.06.14

 皮膚は内臓の鏡です。アトピー性皮膚炎も皮膚の状態だけでなく、内臓との関係や個々の体質、生活習慣を詳しくチェックし、体の中から皮膚を修復していくことが大切です。中医学ではアトピーの症状を日々変化するものととらえ、季節や天候、ライフスタイルなどによる皮膚症状の変化に応じて体の中から整えていくオーダーメイドの治療を行います。

 典型的なアトピーの症状の経過は、急性期、再発を繰り返し全身に広がる混在期、皮膚が硬化する慢性期に分けられます。この3つの段階を正確に把握することが治療の第一歩となります。

悪化と改善を繰り返すアトピー

ステロイドとの付き合い方

 アトピー性皮膚炎の患者さんにとって悩ましいのがステロイド剤との付き合い方です。ステロイド外用剤は皮膚表面の炎症は抑えますが、長く続けると肌質を悪化させてしまいます。使いたくないが、使わないと悪化してしまう、リバウンドが心配・・そんなジレンマを多くの方から相談されます。

 そんな人には、漢方を上手に使った、ステロイド離脱法があります。それは漢方で体の中から赤みの原因となる「熱」を取り除きながらステロイドを塗る面積や回数を減らし、徐々に減らしていく方法です。依存度は人によって違うので、個々の状況に合った段階的な対処法が必要です。